みなさんこんにちは、ちむです。
結婚し夫婦になって一息ついたころ、ふと「夫婦って何だろう」と考えたことはありませんか?
「夫婦のあり方」や「結婚の意義」は昔からずっと考えられているテーマの一つですが、なかなかこれだ!と思える答えは見つかりませんよね。
そこで今回は夫婦や結婚にまつわる、ことわざや名言をご紹介したいと思います。
夫婦のあり方や夫婦円満であるためのヒントが、先人たちの残した言葉の中にあるかも知れません。
目次
夫婦のことわざ10選
馬には乗ってみよ人には添うてみよ
馬は実際に乗ってみないと本当の価値や良さがわかりません。
それと同じように人の本当の価値の良さも寄り添ってみないとわからないと言う意味です。
仮に喧嘩中でも相手に寄り添い、しっかり話し合う事の大切さを教えてくれる言葉ですね。
夫婦として連れ添っていくうちに、相手の隠れた長所が発見できるかも知れませんよ。
比翼の鳥(ひよくのとり)
出典:比翼の鳥
夫婦仲が極めてむつまじい様子や、男女の深い契りをたとえた言葉です。
比翼の鳥は伝説上の鳥で、雌も雄も目と翼を一つしか持っていません。
そのためお互いの足りない部分を補うように、常に雌雄一体となって飛ぶとされていることからきています。
比翼の鳥のように、お互い支え合っていける夫婦になりたいですね♪

お前百までわしゃ九十九まで
夫婦がともに仲良く長生きを願うことばです。
相手を「お前」、自分を「わし」と呼んでいるので、夫から妻への言葉のように聞こえますが、実際は妻目線の言葉だと言われています。
妻目線である理由は二つの説が挙げられており、ひとつは「夫に先立たれるのは寂しいから」というもの、もうひとつは「年下の夫と共に最期を迎えたいから」というもの。
近しい意味のことわざには「夫婦は二世」というものがあり、意味は「夫婦の縁は現世だけでなく来世までのもの」です。

同い年夫婦は火吹く力もない
私はこのことわざを知らなかったので「同い年の夫婦は火を吹く力もないくらい頼りない」と言う意味なのかと思っていました(笑)
しかし実際は「同い年の夫婦はいつも笑うが絶えず、火を吹くためにふくれっ面をすることもできない」と言う意味です。
出典:Bing images
昔はこのような火吹き竹で火を吹いて火をおこしていたので、確かにふくれっ面になる必要がありますね。
同い年の夫婦の結婚式のスピーチでも良く使われる言葉だそうですよ♪
好いた同士は泣いても連れる
お互いに好き合っている夫婦になった男女は、泣くようなつらい目や苦労に遭っても、最後まで添いとげるものであるという意味です。
すごく理想的な言葉ではありますが、離婚する夫婦の多さを目の当たりにすると、現実はそんなに甘くないんだなと実感させられます。

また逆の意味を表す言葉には「好きで好き連れ末泣き別れ」というものがあります。
妻の言うに向こう山も動く
動くはずのない向かいの大きな山でさえも、妻のことばによって動く。
それほど、妻のことばは夫に対して影響力があるというたとえです。
このことばから「恐妻家」や「尻に敷かれる夫」と想像したのはきっと私だけではないはず(笑)
しかし夫が妻のことばをよく聞くのも、夫婦仲が良い証拠と言えるしょう。
そして時に「女のカン」は驚くほどにその力を発揮することがあります。
何かに迷ったときは「女のカン」に頼ってみるのもいいかも知れませんよ♪
手鍋下げても
好きな男性と結婚できるなら、どんな貧乏もいとわないという意味です。
そんな風に思える相手に出会えたら幸せですよね♪
「手鍋を下げる」とは「自炊をして、質素な暮らしをすること」を意味し、そこから派生してこのように使われることもあります。
特に質素な新婚生活をすることを表す時に例えられるようです。
こちらが実際の手鍋です。いろりの上にさげることができるように鍋につるがついています。
面々の楊貴妃
人はそれぞれにみな、自分の妻や恋人を楊貴妃のように美人だと思っているという意味を表しています。

恋は盲目とは良く言いますが、人は好きになったら相手の欠点さえ愛おしく思えてしまうものですよね。
似た意味を持つことわざに「あばたもえくぼ」「愛してその醜を忘る」などがあります。
女房の妬くほど亭主もてもせず
妻は夫に対して、あれやこれやと想像してやきもちを焼くものですが、実際夫は妻が思っているよりモテていないという意味です。
特に新婚夫婦によく使われる言葉ですが、ずっと仲の良い夫婦にも使われることもあります。


使い方としてはこんな感じでしょうか(笑)
人にはそれぞれ好みのタイプがありますから、自分が好きな相手が他人のタイプであるとは限りませんよ!
やきもちばかり焼いてしまう方は、この言葉を頭の片隅にでも入れておくとよいでしょう♪
夫婦喧嘩は貧乏の種蒔き
しょっちゅう夫婦喧嘩をしているような家庭は、不仲が夫の遊びや妻の浪費を招き、貧乏になるという意味です。
確かに顔を合わせれば喧嘩・・・だと夫は家に帰りたくなり、最悪の場合浮気に走ってしまいますよね。
それは妻も同じで、ストレス発散のために暴飲暴食や買い物をしたり、浮気に走る場合もありますよね。
どちらもお金のかかる事なので、結果貧乏になるというわけです。
喧嘩はあらゆる災いの元になることを教えてくれることわざですね!
結婚の名言5選
夫婦にとって大事な事
夫婦生活は長い会話である
こちらはかの有名なドイツの哲学者・ニーチェ が残した言葉です。
この名言は有名なので、ご存じの方も多いかと思います。
会話をするという事は「話を聞く」だけではなく、お互いの心情を理解し合って愛を深めていくという事です。
夫婦は長い時間を一緒に過ごしますが、結局のところ他人なので相手のことを100%理解するのは不可能なのです。
それでもきちんと向き合い、理解しようとコミュニケーションを取り続ける気持ちが大事だとニーチェは伝えたいのではないでしょうか。
結婚に必要なものは、コミュニケーション。そして一人になれる場所があること
1930年代にアメリカで活躍した女優・ベティ・デイヴィスの言葉です。
ニーチェと同じように、夫婦にとって「コミュニケーションを取ること」がいかに大事か教えてくれていますね。
それと同時に「一人の時間」も円満な生活には欠かせないとも言っています。
結婚したからと言って、四六時中一緒にいると却ってストレスが溜まることもありますよね。
たまには一人になって好きな事をしたり、ストレスを発散することも大事なのです。
家の中にお互いが一人になれる場所を作っておくと良いですね!
結婚前後のギャップ
男は結婚するとき、女が変わらないことを望む。女は結婚するとき、男が変わることを望む。お互いに失望することは不可避だ
相対性理論を唱えた物理学者・アルベルト・アインシュタインの言葉です。
この言葉を聞いてハッとした方もいるのではないでしょうか?
結婚に対して、男女では求めるものが違うのだとうまく表現した言葉ですよね。
このことをよく理解しないで結婚すれば、お互いに失望し結婚生活はうまく行かないでしょう。
今一度、男女の考え方の違いを理解し、円満なご家庭を気づいていきましょう♪
結婚前には両目を大きく開いて見よ。結婚してからは片目を閉じよ
イギリスの聖職者であり歴史家であるトーマス・フラーの残した言葉です。
こちらも大変有名なので、耳にしたことがある方が多いと思います。
結婚するまでは、ある意味でお互い猫を被った状態なので、両目でしっかりと相手の人と成りを見極める必要があります。
そして結婚してからは、多少の欠点や不満には目をつぶった方が円満な夫婦生活が送れると教えてくれる言葉です。
結婚前より結婚後の方が、一緒に過ごす時間も格段に増えるわけで、今まで見えなかった嫌な部分はどうしても見えてくるものです。
そんな時に不満を言い合うのではなく、お互いに干渉しすぎない方が幸せな結婚生活が送れるでしょう。
結婚前は相手の好きなところしかなかったのに、結婚後は相手の嫌いなところが増えてきた、なんて方はいますぐ片目を閉じた方がいいかも知れません(笑)
幸せな結婚とは
幸福な結婚というのは、いつでも離婚できる状態でありながら、離婚したくない状態である
1968年に芥川賞を受賞した女性小説家・大庭みな子の言葉です。
結婚にまつわるすべての要因を取っ払って、ただ単に好きだから一緒にいるというシンプルな気持ちが、この状態を作るあげているのだと思います。
したがって「いつでも離婚できるけど、離婚したくない」というのは最高に愛し合っている状態と言えます。
「子供がいるから離婚しない」や「一人だと経済的に不安があるから一緒にいる」ような夫婦は、とても空しくて到底「幸福な結婚」とは言えませんよね。
まとめ
今回は夫婦にまつわる様々なことわざや名言をお届けしました。
「夫婦とは?」「結婚とは?」に対する答えは見つかりましたでしょうか?
こういった類の問いに明確な答えはない、と私は考えます。
先人たちの教えをヒントに、あなたなりの答えを導き出して、夫婦円満な結婚生活を過ごしてくださいね♪
